よく眠るための夜ヨガ。自律神経を整える2つのポーズをご紹介!
眠りを整えるヨガポーズ【夜編】
一日を終えてベッドに入っても、頭の中が動き続けている——。そんな夜はありませんか?
現代人の多くは、夜になっても交感神経(“活動モード”)が優位のまま。スマートフォンの光や仕事・家事のストレスなどによって、心身が「休む」切り替えをうまくできない状態になっています。
夜寝る前のヨガは、そのスイッチをゆっくりと“オフ”にしてくれる時間。筋肉をゆるめ、呼吸を深めることで、副交感神経が優位になり、眠りに入りやすい体の状態をつくります。
今回は、眠る前におすすめの2つのポーズをご紹介。どちらも5〜10分でできるやさしい動きです。明日の自分のために、寝る前の“静かなヨガ時間”を取り入れてみてください。
脚を壁に預ける「ヴィパリタ・カラニ」

効果
一日中立ちっぱなし・座りっぱなしで滞った脚の血液やリンパを、心臓へ戻す働きがあります。
→ むくみ・だるさ・冷えの改善に◎。
→ 下半身の血行が良くなることで、全身のリラックス感が高まります。
やり方

壁際にボルスターを置き、ボルスターの上に座ります。背中・頭をゆっくりとマットに下ろし、安定したら脚を壁に立てかけましょう。呼吸を深めながら、脚の重さをボルスターと壁にゆだねて。
point
終わったあとは脚を下ろし、横向きになってそのままおやすみモードへ。ベッドサイドでできる“眠りの準備運動”です。

やさしく腰をゆるめる「マカーラ・アーサナ」

効果
腰・仙骨まわりの筋肉がじんわりとゆるみます。一日中の姿勢維持で、腰は知らないうちに力が入り続けています。
腰のまわりには自律神経が集中しているため、ここをゆるめることで心まで落ち着いていきます。
→ 一日の“緊張スイッチ”をオフにし、深い休息へ導きます。
やり方

ボルスターとブロック(2段重ね)を写真のように並べます。ブロックに恥骨を乗せ、ボルスターに胴体と頭を預けましょう。手を重ねて枕を作り、頬またはおでこを置いてリラックスします。
point
今回使用したアイテム
夜のヨガは、心地よいサポートアイテムがあることで安心感がぐっと増します。肌あたりのやさしさや安定感にこだわったアイテムを選んでみましょう。
サダナ・ピラティス 8mm グレイマーブル

やわらかい厚みが夜の冷えを防ぎ、落ち着いたグレイマーブルカラーが空間になじみます。
ボルスター・ライト

軽くて扱いやすく、自宅でも静かなリストラティブヨガにぴったり。呼吸を深めながら、体をやさしく支えてくれます。
コルクヨガブロック M

しっかりとした安定感で、体をゆだねるポーズでも安心して支えてくれます。天然コルクの質感が手になじみ、温かみを感じられます。
おわりに
夜ヨガは「1日を閉じるスイッチ」。呼吸を整え、体をゆるめることで、心が自然に“おやすみ”を受け入れていきます。
ボルスターやマットに身をゆだねながら、今日もよく頑張った自分をやさしく包み込むように、静かな夜の時間を過ごしてみてください。